由布川渓谷(峡谷)キャニオニングツアーby OTTER
2012年 06月 18日
南から吹く風は湿りを含んでいて、気温のわりには発汗が多い。
太陽を遮る雲は、いつもより濃い塊に見える。
湿った空気の中を足早に歩くと、じっとりと汗をかきそうで、いく分か緩慢に動くような事を意識する。
見慣れた渓谷への入り口は、先週までの春から、梅雨を含む夏へと季節が移ったと物言わず告げてくる。
もうすぐそこまで来ているのかと、足音を気にして振り返っていたら、いつの間に追い越されたのか先に到着していた親しい友人の様だ。
夏は静かに私の周りに佇んでいた。
帽子をテンと叩いた一粒の雨は夏のいたずらか。
見上げても、耳を澄ましても雨の気配は無い。
川の音を聞きながら橋を歩く。
眼を閉じて川の気配、空気を感じてみる。
水量はいつもどおり。
側壁から滝が落ちて川面を叩く音。
複雑な瀬音。
小さな蛙の声。
首筋を通り過ぎて行った蜂。
二の腕に絡んだ蜘蛛の糸。
足裏の小石の感触。
川の装備をまとって、又今日も川に入れる幸せ。
滝の衣を身にまとい・・・・。
メットが白で見えにくい。
小林幸子の衣装の様だね。
登り口は滝の中から。出口は滝の途中から。
もう一度飛びたければ上へまいります。
ちゃんとここまで聞こえていますよ、あなたの笛の音。
笛を吹き返すけど、あなたに私の笛の音は聞こえていますか?
太陽を遮る雲は、いつもより濃い塊に見える。
湿った空気の中を足早に歩くと、じっとりと汗をかきそうで、いく分か緩慢に動くような事を意識する。
見慣れた渓谷への入り口は、先週までの春から、梅雨を含む夏へと季節が移ったと物言わず告げてくる。
もうすぐそこまで来ているのかと、足音を気にして振り返っていたら、いつの間に追い越されたのか先に到着していた親しい友人の様だ。
夏は静かに私の周りに佇んでいた。
帽子をテンと叩いた一粒の雨は夏のいたずらか。
見上げても、耳を澄ましても雨の気配は無い。
川の音を聞きながら橋を歩く。
眼を閉じて川の気配、空気を感じてみる。
水量はいつもどおり。
側壁から滝が落ちて川面を叩く音。
複雑な瀬音。
小さな蛙の声。
首筋を通り過ぎて行った蜂。
二の腕に絡んだ蜘蛛の糸。
足裏の小石の感触。
川の装備をまとって、又今日も川に入れる幸せ。
滝の衣を身にまとい・・・・。
メットが白で見えにくい。
小林幸子の衣装の様だね。
登り口は滝の中から。出口は滝の途中から。
もう一度飛びたければ上へまいります。
ちゃんとここまで聞こえていますよ、あなたの笛の音。
笛を吹き返すけど、あなたに私の笛の音は聞こえていますか?
by zanryuuroku
| 2012-06-18 09:58
| 由布川峡谷