キャニオニングと九州全土の川記録&カヤック・カヌー等


by zanryuuroku

カテゴリ:クリークスキル( 2 )

スカウティング

スカウティングについてお話しします
スカウティングとは下見の事ですね。瀬や滝を下見してポーテージするのか、漕ぎ下るのかの判断をしたりします。漕ぎ下るとしたらどのラインを下るのか、ヒーローコースを行くのかチキンコースを行くのか。スカウティングしながら自分の力量と目の前の瀬を判断材料に色々考えます。まさに色々考えます。
先日あるパドラーが、改まった感じで私に聞きました「上手い人もスカウティングするんですか?」
「上手い人ほどスカウティングします!」と即答しました。ニュージーランドで世界中から集まった有名・無名パドラーと漕いだ感想です。
見ないでも、上手ければどんな難度の瀬でも平気で下れるだろうと思いがちですが、違います。確かに難度の高い瀬も下れますが、スカウティングをして入念にラインを読んで下ります。必要ならレスキューを配置します。
世界のパドラーは遥かに上手いけれど、その分数々の難しい川を下ってます。スカウティングしなかったばかりにケチョンケチョンになった・・・、なんて経験も当然あるんだろうと思います
私の場合、初めての川で、落差が大きくて先が見えなかったら迷わずスカウティングします。
だからクリークにいったら瀬のたび毎にカヤックから降ります。さぞかし面倒くさいだろうと思いますか? スカートが硬いと大変ですしね。でも全然面倒だと思いません。
スカウティング大好きです!!!

川のラインを読む、バックウォッシュの強さを推し量る、隠れ岩の有無を感じる、予想したラインを通ったらカヤックがどんな挙動をするか推察する。そんな時間がものすごく楽しい!
クリークを下る醍醐味はスカウティングに有り!ですね
その川を骨までしゃぶって味わうには絶対にスカウティングは必要です

日之影川の「見立の石棚」と呼ばれる場所で、普段通る左岸ぎりぎりのコースが増水で通れない、見つけたのは幅30cmの真っ直ぐなライン。ラインは真っ直ぐなのですが、幅が小さすぎる。全体で10m位?もある川幅の中の30cmは小さ過ぎました。それに乗っていたのはフリースタイル艇で、落差のあるシュートはボリュームの小さいカヤックには相性が悪かった・・・・。ポーテージしました。クリーク艇なら行けたと思います。

胸川のとある堰堤で、カヤックを上流に向けてフォワードを漕ぎながら堰堤に近づくSSさん。
堰堤のどこを落ちるのが最適か? それとも落ちれないのか? スカウティングを面倒に思って、不精をしてカヤックのまま近づいて、漕いでも漕いでも流れに負けて、後ろ向きのまま3mの堰堤を落ちました。幸い静水プールだったから良かったものの、岩があったり、巻きがきつかったりしたら大変な事になってましたよ。

ニュージーランドのランギティケイ川で、カナダ6・イギリス1・日本人は私の8人で下った時の事。
ゴルジュの出口にある滝で、上陸スペースにカヤックを4艇も置くといっぱいな為、半分の4艇はさして流れもないので悠々と漕いでスカウティングの模様を見てました。私も上陸出来ずにカヤックに乗ってました。
前述のSSさんと同じく、不用意に一人が滝の右手に近づくと、滝の落ち口とは違う場所なのに、なんと胸から下が水の中にスポッと吸い込まれました。シーブ(岩と岩の間に出来たりする隙間)だったのです。必死に岩に掴まって落ちまいとしています。スターンは真っ直ぐに立っていて、バウは空中(水中)にあるようでしたので、腕力が尽きれば水中に没しそうでした、そして水中で岩にはまったら「水死」です。
カナダ人のスカウティングをしていたリーダーが駆け寄り「ロー~~プ!!」と叫びます、が・・・、誰も持ってません。「何で誰もロープ持ってないんだ!!」と怒号するリーダー本人も持ってないんです・・・・。落ちそうになってる人は恐怖の為か泣き出しました。
足場が狭く、シーブに落ち込みそうになってるカヤックには二人しか触れません。スカートがはまったコックピットって掴めないの分かります? 握っても力が入らないのです。
しかし、そこはガタイの良い白人です、二人で大声で叫びながら持ち上げました!! 助かったんです!
私はカヤックに乗って、見てるだけで、何も手助けできませんでした・・・・・。上陸できないし・・・。
あの出来事は本当に怖かったですね~。

スカウティングってとっても大事なんです。

*上に書いた日之影川・胸川は難しい川です、これらの川に精通している人、またはクリーク上達者の人とその同伴の人しか下れませんので、ご注意を!

写真は穏やかな川の写真を・・・
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by zanryuuroku | 2010-05-21 00:49 | クリークスキル

ポーテージ

ポーテージについてお話ししますか
ポーテージとは、難しい瀬(または滝)をカヤックを担いで迂回する事です
ダッキーでもラフトでも、担いで迂回すればポーテージです。担ぐのが重くてめんどくさいので、無人のカヤックをロープで結んで流してしまう場合もあります、それもポーテージ。

クリークに行くと、ポーテージするか漕ぐか、悩む場面はよくあります!
私(かわうそ)の場合、流れを読んで・・・通れそうなラインがあれば下ります。
通れそうな・・・がミソです。
通れなさそう・・・なら迷わずポーテージ!
通れなさそう・・・な感じなら決してトライはしません。ポーテージを恥ずかしい事だとはサラサラ思いません。
怪我をしない・事故を起こさないのが大人のカヤックです!
ツアーリーダーである事が多いので、大体一番艇ですから、レスキューにはどうしても難がある事が多いですから、無理はしません

瀬や滝を目の前にして入念に下見をし、流れを読みます。
クリーク艇なら浮力があって下るのは楽ですね、わりと上っ面の流れを見れば済みます。ただ漕ぎ下るスピードが出過ぎるのが難点とも利点とも言えます
フリースタイル艇は、浮力が小さくスピードも遅いので、流れの深部をも読む必要があります。クリークとは相性が悪いので神経質になる場合が多いですね。ドロップでばっちりブーフしてもあまり前に飛んでなかったりしますし・・・。
で、乗ってるフネに合わせて、通れるかどうかの判断をするわけです。ラインが読めればGO! 駄目ならポーテージ。

今後もファーストディセント(誰も下った事無い川の初下降)する川はポーテージと仲良くお付き合いしていきます
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by zanryuuroku | 2010-05-17 23:33 | クリークスキル