キャニオニングと九州全土の川記録&カヤック・カヌー等


by zanryuuroku

アジトへの暗回廊

過去ログの「山中の秘密組織のアジト」の続編です

あっけなく敗走した私は、日を改めてあの山中に向かった。
夜明けを待って行動したお陰か、邪魔が入らず、かの場所を突破する。
今回は万全を期して、腰には斬鉄剣を差してきた。斬鉄剣を手に入れた経緯はここでは割愛する。あるインドのアラブ人から、ミッション成功の褒美に貰ったとだけ記しておこう。
私は思惑を外した事に気付いた・・・・、この道を辿ればそこにアジトが建っているものだと決めつけていた。
そう、なんらかの建物があるものだと・・・・。
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周囲を入念に調べると、型の古いブービートラップを2つ見つけた。慎重に解除する。ピアノ線を使ったトラップは劣化しており、秘密組織が遠い過去のものだと分かる。
しかし頑丈な大木でバリケードを施した入り口は、容易に入る事を許さない構えだ。
足音を殺して近付く・・・、背後に気配を感じて、咄嗟に腰を屈めながら斬鉄剣を斜め上方に抜き撃った。
が・・・、何も居ない。
首筋に寒気を感じてトンネルを振り向いた。何か淡く黒いモノが宙をするするとトンネル奥へ動いて消えたように思える、いったい何だ・・・・。

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この暗回廊の奥には、未だに何かが巣食っているようだ。鉄をも断ち切る斬鉄剣だが、物体であればこそ切れる。この武器で立ち向かえるのか・・・・。
暗回廊の奥からは水流の音が聞こえてくる。経験からするとそれなりの深さがあり、波高は30cmはありそうだ。チッ、今回は救命胴衣を装着していない。
何よりこの暗闇を、恐怖に打ち勝って進む勇気が・・・無い。

後ずさりつつ、暗回廊の奥から何も出てこない事を祈る、切に祈る。
またも敗走してしまった。
しかし、例え億万の財宝が隠されていようとも、もうこの場所には戻らない。
暗回廊のあった記憶ともども、消し去ってしまいたいくらいだ。
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by zanryuuroku | 2010-06-18 17:23 | おふざけ